40代後半中高年ビジネスマンの外資転職体験記

退職後の手続き

最終出社が終わると、約20年間勤務した外資系企業を離れ、
無職の中高年となってしまった。嘆き悲しんでも仕方がないので、
粛々と退職に伴う手続きを開始した。

 

 

 

最初は、健康保険である。妻子がいるので、保険証を欠かすことはできない。
人事担当から勧められた、任意継続の手続きを、健保のWebサイトで確認した。

 

次の勤務先が決まらずに、退職した場合には、
 ・健康保険の任意継続(正確には、任意継続被保険者資格)
 ・国民健康保険への加入
のどちらかの手続きが必要だ。任意継続の手続きは、退職から20日以内である。

 

退職後すぐに、健康保険組合の事務所へ行き、任意継続の手続きを行った。
手続き自体は、数分で終わるものだった。
驚いたことは、任意継続の手続きをする人が、かなりの人数いたことである。
転職することの厳しさを、ここでも認識したのであった。

 

会社から離職票が届いたので、ハローワークでの手続きの準備を開始する。
ハローワークには管轄があり、世田谷在住の場合は、ハローワーク渋谷である。
ここでの手続きは、「雇用保険の失業給付」、いわゆる失業保険と呼ばれるものだ。
ハローワークに2種類の離職票を持参し、必要書類へ記入の上、窓口に提出する。
すると、ブースに呼ばれ、今後の流れを説明され、本日の手続きは終了となった。

 

退職の契機となったポジションクローズは、リストラではないと書いてきたが、
離職票には、退職理由が記載してあり、「勧奨退職」つまり会社都合による退職
であると明記されていたのである。

 

つまり、ポジションンクローズという形であるが、結局のところは
退職勧告=リストラであったのだ。
ただ、失業給付を受給する場合、会社都合であるとすぐに給付が開始され、
給付期間も長くなるので、悪いことばかりではない。

 

最後の手続きは、年金だ。厚生年金から国民年金への変更となるので、
区役所の年金窓口に行き、書類に必要事項を記入、提出が必要だ。
ここで注意が必要なことは、配偶者についてである。サラリーマンの妻が、
厚生年金から国民年金に変わる場合、第3号被保険者から
第1号被保険者に変更となり、妻の保険料も納付が必要となる。

 

これらの諸手続きは、会社勤めであれば、人事や総務が対応するので、
自分自身で手続きすることは、ほとんどない。退職すると、否が応でも自分自身で
手続きをすることが必要になるのだ。ただ、どの手続きも難しいことはなく、
事前に必要事項を確認しておけば短時間で完了するのだ。

 

 

 サイト管理人 今までの転職活動の失敗 に続く