英語での電話面接
数週間の外資系転職エージェント巡りがひと段落した頃、
ITハードメーカーのグローバルマーケティング職に、
外資系転職エージェントから応募することとなった。
この外資系転職エージェントは、港区の小さな転職エージェントである。
担当の外国人コンサルタントは、日本在住歴が約10年の米国人だ。
最初の面談で、3つの求人を紹介され、その中のひとつが、
今回応募する外資系ITハードメーカーのグローバルマーケティング職である。
業務内容の詳しい説明がなく、自分の経験を活かすことができるのか、
英語力などの不安があったが、コンサルタントの勧めもあり、
ひとつのチャレンジだと考え、応募する事を決断した。
一週間後に、応募企業の人事担当者と電話面接が決まった。
さすが、外国人コンサルタントは仕事が早い。ただ、面接者が
外国人とのことなので、英語の資料を急いで準備した。
面接当日、面接者から電話を待っているが、開始時間を過ぎても電話がない。
予定の時刻から30分が過ぎ、さすがにもう電話はないであろうと思い、
外資系エージェントのコンサルタントに連絡した。
その時、面接者の外国人から電話がかかってきたのだ。
予定時刻から大幅に遅れた電話面接となった。
この面接者は、外資系IT企業の日本法人所属の人事担当者である。
このため、この電話面接では会社紹介や応募ポジションの概要が中心で、
あまり細かい業務内容の説明にはならなかった。
はじめての英語による電話面接となったが、外国人コンサルタントからの
アドバイスと英語資料の事前準備により、無事に終了した。
後日、面接者である人事担当者からポジティブなフィードバックがあり、
なんとか一次面接を通過することができた。
●二次面接は、上海との電話面接
外国人コンサルトから連絡があり、二次面接は中国人担当者となった。
この企業の日本法人には応募したマーケティング部門が無く、
アジア地区では中国のみに存在する。このため、上海のマーケティング
担当者との電話面接が設定されたのだ。
中国人との電話面接なので、想定はしていたが、難しい電話面接となった。
はじめに、中国人の面接者が、今回応募したポジションの3つの業務領域の
具体的な業務内容について説明した。
次に、それぞれの業務における経験や実績を説明することを求められた。
2つの業務領域については、かなり経験があり、具体的な成果も含めて
説明したので、面接者も納得したようであった。しかし、残りひとつの業務は
あまり経験が無く、説得力のある説明はできなかった。
電話回線の遅延があったり、英語が聞き取りにくかったりしたが、
はじめての海外と電話の面接が終了した。
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数日後、外国人コンサルタントから連絡があり、
残念ながら次のステップには進めないと連絡が入った。
今回のマーケティング業務の内、2つの業務については評価するが、
最も重要な業務の経験が不足しているとの理由であった。
残念な結果であるが、今回の応募はチャレンジだと決めていたので、
仕方ない結果である。逆に、自分の経験や実績を英語でしっかりと
伝えることができたことは、大きな成果であり、自信となったのだ。
再び、英語面接 に続く