外資転職に必要な「転職サイト」
アラフィフ中高年の外資系転職には、自分の希望する求人情報を
漏れなく、タイムリーに探し出すことが必要です。
いつ、どこで、自分の希望する求人情報を見つけられるかわかりません。
このため、日系・外資系の転職エージェントに加えて、
「転職サイト」を活用することで、情報源を更に広げることができるのです。
多くの転職サイトは無料サービスなので、次から次へと新しいサイトへ
登録してしまいます。私も、それぞれの転職サイトの内容を見極めず、
転職サイトの登録を増やしてしまいました。
サイトの登録には、手間がかかりますし、サイト数が増えていくと、
応募した案件やスカウトメールが、どのサイトか分からなくなったりします。
このため、私は、あるタイミングで、一気に転職サイトを絞り込みました。
実際に登録してみませんと、どの転職サイトが有用であるかを
見極めることはできません。
今回は、私の経験をもとに、価値のある「転職サイト」を紹介します。
しかし、最初に紹介するのは、外資転職を目指すアラフィフ中高年には
登録する価値のないサイトです。
●外資転職には、価値のない転職サイト
<大手人材サービス企業の転職サイト>
通常の転職サイト ランキングで上位となる、大手人材サービス企業が
運営している転職サイト(○○ナビ等)は、アラフィフ中高年の外資転職に
活用することが厳しいです。
なぜなら、これらの転職サイトのターゲットが、中高年ではなく、
外資系でもないので、希望する求人案件が掲載されていません。
実際、私が日系の大手転職サイトに登録しようとしたところ、
アラフィフ中高年という年齢のために、登録をお断りされることが何度もありました。
また、サイトに登録できた場合でも、紹介される求人がマンションの管理人、
タクシー運転手、警備員という、高齢者向けの求人ばかりでした。
毎日毎日、ビル管理やタクシー会社からのスカウトメールを読んでいると、
気が滅入り、背中が丸まり、一気に老け込んでしまいそうな気分になったので、
すぐに退会しました。
<エグゼクティブ転職サイト>
最近増えてきたのがエグゼクティブ転職サイトです。
日系大手転職エージェントや新聞社などが、中高年エグゼクティブを
対象とする転職サイトを運営しています。
年収1000万円以上、上場企業、外資系の求人が多数掲載との
宣伝文句にだまされて、これらのエグゼクティブ転職サイトに登録しました。
登録後に、サイトで求人検索をすると、自分の希望する求人案件が全くなく、
一度も応募することができませんでした。
(通常の転職サイトなら、確実に一度は応募しています)
また、これらのサイトが売り物にしているスカウトサービスに関しても、
私のキャリアに魅力がなかったことが原因かもしれませんが、
登録しても全く反応がありませんでした。(こちらも、すぐに退会しました)
これらの転職サイトは、アラフィフ中高年の外資転職に活用することが難しく、
時間や労力の無駄なので、登録する価値はありません。
●中高年の転職活動に、価値あるサイト
私が実際に外資転職で活用したサイトを紹介します。
いくつかのサイトには、スカウトサービスもあるので、求人情報を検索するだけでなく、
転職エージェントからコンタクトされることもあります。スカウトサービスを上手に活用すると、
自分では見つけられないような求人案件を紹介されることがあります。
(外資系マーケティング職の場合は、重複した紹介も多いですが、、、)
また、それぞれの転職サイトは、新着求人や希望職種の求人情報を
メールで自動配信してくれるので、毎日転職サイトにアクセスしなくても
必要な求人情報をチェックすることができます。
どの転職サイトも登録する価値のあるサイトだと考えていますが、
ぞれぞれのサイトをチェックして、ご自身で評価してみてください。
テレビCMでも有名になった会員制転職サイトである「ビズリーチ」は、
中高年の外資転職に欠かすことのできないハイクラスの転職サイトです。
1400人以上のヘッドハンターがビズリーチ経由で、求人を募集しているので、
外資IT業界の求人情報も広くカバーされています。また、一流の企業が
ビズリーチ経由で人材募集をしているので、直接応募することもできます。
ビズリーチの一番の特長は、有料サービスであることです。
ほとんどの転職サイトが無料である中、ビズリーチは有料の転職サイト
(ハイクラス会員の場合、月額4980円)であるため、他の転職サイトよりも
求人情報のクオリティが高いことは間違いありません。
私も、ビズリーチの会員となり、自分の希望するポジションの求人案件を
見つけることができましたし、ヘッドハンターからのスカウトもありました。
「ビズリーチ」は、有料の会員制サイトですが、真剣に転職活動を行う
中高年にはお薦めできるサイトです。
「外資転職.com」は、外資転職に強い「JAC Recruitment (以下、JACと記載)」が
運営する転職サイトです。JACは、外資系企業との長いパートナーシップがあり、
外資転職に多くの実績があります。外資転職.comに登録すると、業界や業種に特化した
転職コンサルタントから、最新の転職状況や自分自身のマーケットバリューなどについて
アドバイスを無料で受けられます。
私は、JACから何度も、外資系求人を紹介してもらいました。比較的大手の外資IT企業、
日本ではまだ規模の小さい外資系企業、外資系ベンチャー企業などを紹介されました。
私の実体験からも、JACが外資系に強いことは間違いありません。
40代後半の求人情報も豊富なので、「外資転職.com」はお勧めできる転職サイトです。
人材サービス企業のエン・ジャパンが運営する「ミドルの転職」は、
そのサイト名の通り中高年の外資転職に役立つ転職サイトです。
ミドルの転職には、数多くの日系・外資系の転職エージェントが求人案件を
掲載しているので、外資系企業のマーケティングの求人情報も充実しています。
スカウト・サービスもあるので、さまざまな転職エージェントからコンタクトが来ます。
ここから転職エージェントとのコンタクトが始まることも少なくありません。
私の場合でも、かなり多くの転職エージェントとリンクトイン経由で面談しています。
中高年向けの転職サイトで外資系企業の求人案件まで網羅したサイトは、
この「ミドル転職」だけと言っても過言ではありません。
姉妹サイトには、年収1000万円クラスのプロフェッショナル求人専門の
「ミドルの転職 プロフェッショナル」もあります。
リンクトインは、転職サイトというよりもビジネスSNSであるかもしれませんが、
外資転職の場合には有用なサイトです。
リンクトインの実例は、「転職活動スタート」で紹介しました。
求人情報の掲載はもちろんですが、サーチ型の転職エージェントもリンクトインを
チェックしているので、ここから転職エージェントとのコンタクトが始まることも少なくありません。
私の場合は、多くの転職エージェントとリンクトイン経由で面談しています。
リンクトインの求人情報は、主要企業サイトの人材募集ページを機械検索した
情報が掲載されています。どの企業が、どのポジションで人材募集しているかがわかるので、
求人の情報源として非常に有用です。
ただ、リンクトインから応募する場合は、米国本社に応募することになります。
本社直接の応募は、非常にハードルが高いです。(私は、何度かチャレンジ
しましたが、一度も面接にたどり着けませんでした。。。)
今回の転職サイトの評価は、私の個人的な経験をもとに評価しています。
このため、外資系IT企業のマーケティングポジションを希望するアラフィフ中高年に
対する求人案件で評価しています。日系企業やIT以外の外資系を希望する場合、
年齢が30〜40歳の場合は、私の評価と大きく変わる可能性がありますので、
予めご了承ください。